おひさしぶりのあれ
○月○日
今日は久しぶりの林道ツーリングの日。あまりのワクワク感のためか、修学旅行に行く前の小学生のようにまだ暗いうちに目が覚める。出発の時間まではまだまだ時間があるため軽く寝てしまってもよいのだが、たぶん取り返しのつかないことになってしまう予感がビンビンしたため、夜中にごそごそとオフロードパンツやプロテクター、オフロードブーツの手入れをしてすごす。
そうしているうちに窓の外が明るくなってきたが、まだまだ時間には余裕がある。ふいにここのところ切れ味が悪くなりはじめた包丁のことを思い出し、朝っぱらから研ぐことにした。こんな時間に何をやってるのだろうかとモヤモヤしたが、なかなか集中できて満足ゆく研ぎ具合になった。
そろそろよい時間になってきたため、各種装備を慣れた手つきで身につけ、玄関でブーツに足を滑り込ませ、バックルをパチンパチンと閉じていると、忘れそうになっていた感覚を徐々にとりもどす。これにて準備終了。バイクを引っ張り出し、キックスタートでエンジンを掛けてからローリングスタートで出発。レッツゴー☆マイ☆イカベンチャー!
朝のすいている道を快適に駆け抜けてゆくと、あっという間に待ち合わせの場所についてしまった。たばこをふかしながら時計の針を何度確認しても、まだまだ待ち合わせ時間まで1時間以上もある。やっちまった!張り切りすぎた・・・・というカラ回り感に絶望しそうになるが、どうせカラ回ってるのならばもっと回ってやれ!ということで付近を散歩することにする。
オフロードブーツが出すチャリチャリいう足音が気に入らないのか、付近の住民の方の飼っている犬に思い切り吠えられたりしたため卑屈な気持ちになるが、しばらくゆくとよい感じの川があったため、これ幸いと思いしばらくぼんやりして時間をつぶすことにする。
橋の上から川を携帯で撮ったりして悠久の時間を過ごして、本来の目的を忘れそうになっていたが、遠くから子気味よい単気筒の音が聞こえてきたので目を覚まして、急いで待ち合わせ場所に戻ることにする。
待ち合わせ場所の初期メンバーはtoshiさんとヘタレDakarさんと僕の3名だけであったが、ビッグオフローダーたちは続々と集まりはじめ、最終的には総勢11名となった。ほどなくして出発となり、まづはノンストップで大名栗林道を通過する。実に半年振りの林道走行だったが、路面状態も良くて10分ぐらい走ると勘を取り戻したのかあれになってきたため、航さんの後ろからくんくん出来るようになった。
大名栗を無事に通過すると休憩。ここではNikkyさんとhassieさんが未確認飛行物体になりかけていた。よっぽど参加しようかと思ったが、勘を取り戻しているとはいえ、久しぶりのダートである。遠巻きに次々と発射される物体をしばし眺めるのみにとどめておく。
場の空気が温まった所で再出発。主催の航さんがここから先はチャレンジルートと通常ルートで別れる旨を皆に伝える。僕はもちろんあれなので通常ルートに参加するつもりだったのだが、航さんが笑顔で「わだモタさんは当然チャレンジルートですよね!」などと先ほどくんくんしたお礼を返していただいたので、「当たり前じゃないですか」と答えておく。
チャレンジルート隊の参加者は、hassieさん(950ADV)、Nikkyさん(640ED)、航さん(640ADV)、そして僕(640ADV)の4名。このルート、最初はなんてことの無い急坂だったので余裕をかましていたのだが、途中から「シングルトレイル気味+側面は軽い崖+180度切り替えし+急勾配+チュル(業界用語:泥でチュルチュル滑る路面)」とのナイスなコラボレーションをはじめ、牙をむきはじめた。
180度の切り返してスピードを落とすと、どうしてもチュル路面なので再加速は不可能になり、リアタイヤは空転を繰り返す。やがてブロックパターンの隙間にはチュル成分が挟まり、あっという間にMOTOGPもびっくりのスリックタイヤになってしまう。
そんなチュルトラップに引っかかり、僕はあっという間に地面と仲良しになってしまった。しかもチュル路面なので足が踏ん張れなく、バイクを起こそうにも起こせないので、先に抜けた航さんに起こすのを助けてもらう。hassieさんは最初健闘していたのだが、950ADVの重量ではさすがに厳しかったらしく途中でエスケープしていた。
最後の方では航さんが衝撃的なアタックの仕方をしていた。ワダチにタイヤを落としたくないため、フロントタイヤはワダチの外に出ているのだが、リアタイヤはワダチの中に落としたまま、ぱっと見ドリフト状態で器用に登っていた。しかし途中でリアがワダチから急に脱出してしまったため、そのドリフト体勢のまま道の無い山側へと猛烈なアタックを始め、少し登ってから山に突き刺さって怒涛のマイナス転倒!といった非常に男らしい感じであった。
航さんの表情を見るとかなりしょんぼりしていたので、笑顔で「大丈夫だよ~」なんて言いながら3人がかりで山から640ADVをずりずりと引き出し、再スタートをうながす。
そんな感じで最後の難所をなんとか全部登りきると、汗まみれの笑顔でハイタッチ!手にはグッドサインで最高の一瞬だった。このとき頭に浮かんだ言葉は「成せば成る」。しかしNikkyさんがひょうひょうと登ってゆくのが印象的だったなぁ。うまい人はうまいんだなぁ・・・・。
そのあとは刈場坂峠で通常ルート組みと合流。「表情に疲れの色が浮かんでるよ」とか言われてうれしくなる。マゾで良かったと思う瞬間だ。さて、ここで昼食タイム。目前に広がるのは晴天の関東平野、僕のとなりにある桜にはまだ花びらが少し残っている。朝にコンビニで買ったおにぎりは、先ほどチャレンジルートで揉まれたせいでかなり変形していたが、お腹が空いていたためと景色があまりにもよいので、これ以上ないぐらい贅沢な味わいだった。
休憩したあとはまた数本林道を走り継いだりするのだが、だいぶこの日記もう長くなってしまって読みにくくなってきたとも思われるし、このあたりからは通常ルート組の方が日記なりブログに書くと思われるので割愛させていただく。無事に帰宅してからはニヤケながら痛飲。無事に帰れもしたのでこんな日記も書けました。
次の日の朝、起きると巨大な芋虫にはなっていなかったが、なぜか全身が筋肉痛・・・・やっぱり久し振りに走ったせいかも知れない。しかしこの痛みは楽しかった証拠、「NO PAIN,NO GAIN!」これで気持ちよくゴールデンウィーク進行が乗り切りれそうです。
皆様、どうもありがとうございました。またぜひご一緒してください!
そしてこんな企画をしてくださった航さんに感謝を!
どうもありがとうございました!
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コメント
ちょっとのぞいてみた。あいかわらず、あいつはあれなことばかりしてるな。いかくさいぞ!
投稿: saw | 2009年5月13日 (水) 18時50分
なんかあれなコメントが多かったので削除してみた。
イカ臭いからしょうがないのか。わはは。
投稿: わだモタ | 2009年5月26日 (火) 02時02分
こんにちは、先日一度伺いましたがKTM640アドベンチャーは何年式以降であれば大丈夫そうですか?BMW80GSベーシックを協力に推薦する友人も居り悩んでいます。お手数ですが返信して頂ければ幸いです。余談ですが遅い夏季休暇を取得し東北方面を走行してきました。3泊4日で総走行距離約1500km、林道走行150~200kmでした。電話番号、メールアドレス等判らずいきなりの書き込みですみません。
投稿: ヤマウチ | 2009年9月 1日 (火) 17時36分
大変お返事が遅れて申し訳なかったです。
詳しいお話はメールした通りですので、どうぞご考慮ください。
投稿: わだモタ | 2009年9月14日 (月) 19時28分